ペライチ無料プラン終了!これからどうする?WordPress・STUDIO・UTAGEの代替案を徹底比較

2025年9月末をもって、ペライチの無料プランが終了することが発表されました。
「とりあえず無料でサイトを持ちたい」と思ってペライチを利用してきた方にとっては、急な変更に戸惑っている方も多いのではないでしょうか。

↓こちらがペライチ料金改定の記事となります!

ですが、この「ペライチ無料プラン終了」はある意味チャンスでもあります。
なぜなら、これを機に自分の事業やサービスに合ったサイト運営ツールを選び直すことで、今まで以上に集客やブランディングにつながるホームページを持つことができるからです。

この記事では、ペライチ無料プラン終了後に選ぶべき代替案として、

  • WordPress(王道の本格ホームページ構築ツール)
  • STUDIO(デザイン性と手軽さを兼ね備えた国産サービス)
  • UTAGE(集客と販売に特化したオールインワンツール)

の3つを紹介し、それぞれの特徴・メリット・デメリットを比較していきます。

目次

ペライチ無料プラン終了で困ること

これまでペライチを無料で使っていた人は、以下のような問題に直面します。実際ペライチ無料プランを使用していた方は他のサービスを考えるきっかけになるのではないでしょうか?

有料プランに切り替えるためコストが発生する

ペライチのプランは無料では一切使えなくなります。現在無料版で公開されているページは非公開の扱いに。そのままの内容で公開したい場合は、有料プランに切り替える必要があります。

ペライチの有料プランの最低金額は、年契約で月々¥1,465のライトプランになります(2025年9月現在)。ライトプランは3ページまでしか作ることができない上、毎月使うコストとなると、他のサービスを検討するきっかけになりそうです。

ペライチの料金プランは以下から確認してください↓

デザインや機能の制約が残る

ペライチは、Web制作の専門知識がなくてもテンプレートを選んで文字や写真を差し替えるだけでページが完成する手軽さが魅力です。初めてホームページを作る人にとっては大きなハードルを感じずに「とりあえず形にできる」点が支持されてきました。

しかしその一方で、有料プランに切り替えてもテンプレートをベースにした作り方は変わりません。細かいデザイン調整やレイアウト変更には限界があり、「他の人が作ったサイトと似てしまう」「自分らしさを十分に出せない」という悩みが残りがちです。特にブランディングを意識したい個人事業主や中小企業にとっては、オリジナリティを打ち出しにくいことが大きなネックになるでしょう。

ペライチは“とりあえずページを持つ”には便利ですが、“自分の事業の世界観や強みを伝えるホームページ”に育てていくには不向きです!

SEOや集客には弱い

ペライチは誰でも簡単にページを作れる一方で、SEO面では弱点があります。
テンプレート依存でサイト構造が似通いやすく、検索エンジンから差別化されにくいのが大きな理由です。
また、タイトルタグやメタディスクリプション、見出しなどを細かく最適化しにくく、内部SEO対策の自由度が低め。
余分なコードやスクリプトが入ることで表示速度が遅くなることもあります。

さらに、WordPressのようにプラグインでSEOを強化する仕組みもありません。
そのため、検索上位を狙った本格的な集客には不向きです。
「とりあえずサイトを持つ」には便利ですが、SEO強化を目指すなら別ツールがおすすめです。

このように「お金を払ってまでペライチを続けるか?」という疑問を持つ方にとって、他のツールへの移行は現実的な選択肢となります。

代替案1:WordPress(ワードプレス)

世界で最も使われているホームページ作成システム(CMS)が WordPress です。
自由度が高く、SEO(検索で見つけてもらうための仕組み)に強いサイトを作れるのが特徴です。
「しっかり自分の資産としてホームページを育てたい!」という人に特におすすめです。

WordPressの主な特徴

世界シェアNo.1のCMS

なんだかんだ世界でNo.1シェアを占めているWordPressです。全世界で4割以上のシェアを占めているWordPress。

プラグインで自由に機能拡張できる

お問い合わせフォーム、SNS埋め込み、バックアップ、予約機能など、追加したい機能はプラグインで簡単に導入できます。

豊富なテーマで用途に対応

WordPressには数え切れないほどのテーマが用意されており、目的に合わせて選べます。
私は「SWELL」というテーマをよく使っていますが、カスタマイズ性が高く、納品後もお客様が直感的に使いやすいのが特徴です。

SEOに強い設計が可能

WordPress自体がSEOに強いのではなく、自由度が高いからこそ「SEOに強い設計」を作りやすいのがポイント。さらにSEOを助けるプラグインも充実しています。

WordPressのメリット

  • ブログ、予約システム、ECサイト、コーポレートサイト… どんな形にも拡張できる
  • 豊富なテーマ(デザインテンプレート)があり、自由にカスタマイズ可能
  • サーバーとドメインを契約すれば 自分の資産として持て
  • 検索からお客様を集めたい人に最適

とにかく自由度が高くてSEOに強い設計ができるということがポイント。シェアも広いので、サポートも受けやすいです!

WordPressのデメリット

  • 初期設定(サーバー契約・ドメイン取得・セキュリティ設定など)にある程度の知識が必要
  • 定期的なアップデートやセキュリティ対策が必要
  • 初心者にとっては操作が少し難しいと感じることも

自由度が高い分専門性が高いので、自分で全部作ろうとするとハードルが少し高いかもしれません

WordPressはこんな人にオススメ!

WordPressは世界中で使われている人気CMSで、とにかく自由度が高いのが特徴。SEO対策やデザインの幅も広く、本格的にビジネスを展開したい方から選ばれ続けています。

特におすすめなのはこんな人

  • 本格的にビジネスを展開したい人
  • ブログを使ってSEO集客をしたい人
  • 自分で更新・カスタマイズできる環境を整えたい人

世界的なシェアも依然として高く、今後も多くの人に使われ続ける見込みです。
安心してビジネスの基盤として育てていけるのがWordPressの強みです。

私のサイトもWordPressで作られていますよ!「川崎市・ホームページ制作」のキーワードで上位を獲得できているのも、WordPressの使いやすさがその秘密の1つかなと思っています!

代替案2:STUDIO design(スタジオデザイン)

STUDIO design(以下STUDIO)は、近年急速に人気を集めている国産のノーコードWeb制作ツールです。
テンプレートも充実してきており、Web制作のプロでなくても手軽にホームページを作れるようになってきました。

STUDIOの特徴

コーディング不要で美しいデザインが可能

デザインカンプ通りに実装しやすく、ブランディング重視のサイトに向いています。
WordPressやコードで実装するとコストがかかる部分も、STUDIOなら比較的低コストで実現可能。

目立たないバナーさえ気にならなければ無料で公開できる

STUDIOには無料プランがあり、無料プランは維持費をかけずホームページが公開できます。無料プランで表示される広告も左下にちょっと表示されるくらいなので、維持費を抑えたいという方にとってはニーズが高いはず。

国産のサービスなので日本語サポートが充実

困ったことがあったらフォーラムサイトで相談も可能。日々さらに使いやすくなるようにアップデートもされています。

STUDIOのメリット

  • デザインの自由度が高いのに操作は直感的
  • レスポンシブ対応(スマホ最適化) も直感的に操作が可能
  • テンプレートを用いれば、デザイナーでなくてもある程度のクオリティのサイトは作成可能
  • 無料プランである程度の機能を持つサイトは作成可能

とにかく低コストで自由度が高いサイトが作れることがポイント。スケジュール的に急ぎのサイトであれば、STUDIOであれば対応可能と言ったところも増えてくるはず

STUDIOのデメリット

  • SEO機能はWordPressに比べると弱め
  • サービスに依存するため、将来的な移行はやや難しい
  • CMSを頻繁に利用するのであれば、料金は割高

SEOについてはWordPressの方が向いていると言える。長く育てていくサイトであれば、Wordpressを検討した方が良いかも

向いている人

  • とにかく早くオシャレなサイトを持ちたい人
  • コーディングが苦手だけど見栄えにこだわりたい人
  • 個人事業主や小規模店舗

特に「ペライチでは物足りないけど、SEOにはこだわらないLPが欲しい」という方におすすめ。
無料プランなら広告も控えめで維持費ゼロ。画像をつなげてLPを作ることもできるので、初心者でも挑戦しやすいツールです。

STUDIOでサイトも色々制作させていただいております。こちらは私が以前STUDIOで制作したサイトです!

代替案3:UTAGE(ウタゲ)

UTAGEは「集客〜販売〜リピートまでを一気通貫でサポートできる」国産のオールインワン型マーケティングツールです。
単なるホームページ作成ツールではなく、予約・決済・メール配信・マーケティング自動化までワンストップで管理できるのが大きな特徴。特に、定期的にプロモーションを行いながら売上を伸ばしていきたい方に向いています。

Utageの特徴

LP(ランディングページ)作成に特化

テンプレートをベースに誰でもスピーディにLPを作成可能。セミナー募集や商品販売ページを短期間で公開できます。

予約・決済・メール配信が一括管理可能

講座やイベントの予約受付から、決済処理、参加者へのリマインドメールまで、全てUTAGE内で完結。外部サービスを組み合わせる必要がありません。

マーケティング自動化に強い

ステップメール、リスト管理、リピート販売の仕組みを効率的に構築できます。売上につながる導線を仕組み化したい人に最適です。

UTAGEのメリット

  • LP制作が簡単でスピード感を持って集客できる
  • ステップメールや予約システムが標準搭載
  • 講師業・オンラインスクールに最適
  • 顧客管理から販売まで一気に行えるので、ツールを複数契約する必要がない
  • 国産ツールなので日本語サポートも安心

やりたいことが多い!毎月プロモーションをやりたい!ホームページじゃなくてLPを作ってビジネスを展開していきたい!という人にはぴったりですね。

UTAGEのデメリット

  • 月額料金は他のサービスよりやや高め
  • 高機能ゆえに学習コストがあり、自分で全てを使いこなそうとするとややハードルが高い

集客導線の構築を行う必要があるので、初心者にはちょっと難しいかも。また月額料金が高めなので、サービスに投資できるかもかかわってくると思います。

向いている人

  • セミナー・講座・物販をオンラインで展開したい人
  • LPを中心に集客導線を整えたい人
  • 売上につながる仕組みをすぐに導入したい人

一言で言うと、「個人事業のマーケティング基盤を丸ごと整えられるのがUTAGE」です。
「ペライチやSTUDIOでは物足りない」「ツールをいくつも使い分けるのは面倒」という方に特におすすめできます。

実はこちらのサイトUtageで作成したものなんです。utage自体はデザイン性は高くないのですが、このように画像をつなぎ合わせることとUtageのシステムを融合することによって、デザイン性もあげつつLPも作ることができるんです。

3つのツール比較表

先程の3つのツールの特徴・向いている人とコスト感をまとめてみました。自分に合ったツールは何か、改めて確認してみましょう。

ツール特徴向いている人コスト感
WordPress世界シェアNo.1/SEOに強いブログ・情報発信重視年1〜2万円+制作費
STUDIOデザイン性◎/直感操作デザイナー・小規模事業主月980円〜
UTAGELP&集客に特化/決済一体型講師業・スクール運営月1万〜

決してどれが良いとか悪いとかはなく、お客様によって・場合によって最適なツールは異なってきますので、それに合わせた使い方をするのがおすすめです!

まとめ

ペライチ無料プラン終了は「突然のコスト負担」という点で痛手に感じる人も多いと思います。
しかし、今のタイミングで移行を検討することは、むしろビジネスにとってプラスに働く可能性が高いです。

  • 本格的にサイト運営したいなら → WordPress
  • デザイン重視で手軽に持ちたいなら → STUDIO
  • 集客・販売導線を整えたいなら → UTAGE

目的に合わせて最適なツールを選ぶことで、ペライチ以上に成果が出るホームページ運営が可能になります。

「どれを選んだらいいか迷う…」という方は、無料相談を活用して最適な移行先を一緒に考えてみるのもおすすめです。

あなたのビジネスにぴったりな選択を一緒に見つけていきましょう!

WordPress・STUDIO・UTAGE、どれも一長一短があります。
大切なのは「あなたの目的に合ったツールを選ぶこと」。

ペライチを卒業する今が、ホームページを進化させるチャンスです。
迷ったらまず一度、専門家に相談してみませんか?

この記事を書いた人

神奈川県川崎市出身・在住。
大学卒業後システムエンジニア、同じ会社の採用担当を経てデザイナーとなる。個人で活動する一方で、株式会社ドマノマドのチームでもプロジェクトマネージメントを行うなど、幅広い場で活動している。

自分の想いにまっすぐ進みたい人を応援したい!という気持ちから、ホームページ制作をすることでその想いを応援している。

デザインもコーディングもする「二刀流デザイナー」としてweb・ホームページ制作をするだけでなく、現在ではデザイナー向けに二刀流デザイナー養成講座も開講している。

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