なぜイベントに人が集まらないのか?
例えば、イベントを企画しても、思ったように人が集まらない…そんな経験があったら心が折れちゃいますよね。
- 申し込みを開始したのに参加者ゼロ。誰も興味持ってもらえないのかな…?
- せっかく有料で広告を出してもなかなか反応がない…
- 以前のイベントは集客が成功したのに今回の集客はうまくいかない。
私自身もそんな経験があるからわかります。私はWEBデザイナーさん向けに、オンラインでWordPressセミナーを行った経験がありますが、最初のイベントでは26名を集客できたものの、半年後に開催した2回目のイベントでは最初思うように人が集まりませんでした。
この原因を分析すると、「同じ告知方法を繰り返していたため、ターゲット層に飽きられてしまった」ことが大きな要因でした。特に、私の場合はInstagramだけで告知していたため、1回目で参加したい人はすでに申し込み済みで、新規の層にリーチできていなかったのです。
今回の記事では、もし皆さんがイベントを開催する場合、抑えるべきポイントであったり、今すぐできる対策や施策を中心にお伝えしようと思います!

今すぐできる施策もあるのでぜひ参考にしてみてくださいね!
イベント集客の基本!告知前に押さえるべきポイント
イベントをやろう!何をやるか決めて、日付を決めて、タイムテーブルを決めて…が一番先だと思っていませんか?それよりも前にやらなければいけないことがたくさんあります。
まずはイベントを形にしていくまでに、誰に届けるのか・何のために届けるのか・どういう訴求が一番良いのかを先に考えていく必要があると思うんです。
これから、それをひとつずつ、解説していければと思います!
誰に届けるのか?このイベントは誰に来てもらいたいのかターゲットを明確にしよう!
誰に来てほしいのかが明確でないと、誰に訴求するのかぼやけてしまい、誰の心にも響きません。「とりあえず広く集客しよう」と考えると、かえって誰にも届かないことが多いのです。
ターゲットを明確にするためには、以下のようなポイントを整理するとよいでしょう。
ターゲットの年齢層
子ども向け、学生向け、30代・40代のファミリー向けなど、それによって、どうやって訴求するかが変わっていきます。
さらに、同じ子供向けだとしても、未就園児がターゲットなのか、幼稚園・保育園児の層がターゲットなのか、それによってもイベントの開催概要も変わってくると思いませんか?
「誰もが楽しめるイベント」というのは正直難しいといえます。一見誰もが楽しめるイベントに見えても、メインのターゲットは考えられている場合がほとんどでしょう。
ターゲットが参加しやすい時間帯
ターゲットが幼稚園・保育園児なのに、平日の昼間開催のイベントを行う場合は、長期休暇でない限り人が集まるのは難しいと考えられます。
一方、未就園児で育休中のママと一緒にイベントにくる場合は、子供とどう過ごすか悩んでいる方が多い&育休中の平日を有意義に使おう!という思いを持った方が多いと想定されるので、平日の昼間の需要が高いと考えられます。
つまり、自分が都合が良いからと、時間帯を先に決めるのではなく、どの層に一番アプローチしたいのかを考えてその後で時間帯を決めていくといった方法が良いでしょう。
ターゲットが興味や関心を持ちそうな内容
アート、音楽、食、スポーツ、ビジネスなどイベントの内容は多岐にわたりますが、内容ひとつとっても、ターゲットが何を求めているかを先に考えて、決めるのが良いでしょう。
もちろん自分が提供したいコンセプトは持った上で、どういうイベントができるかを考えることは必要です。私がチラシの依頼を受けたお客様は木育という、木のおもちゃで遊びながら子どもたちの心と体を育むことを広める取り組みをしていらっしゃるので、テーマは「木育」と決まっているのですが、それと絡めることは前提で、子どもが楽しめるイベントを出展されていました。
私がいくつかチラシを作らせていただいたので、どんな内容だったかを紹介させていただきますね。
各イベントでどんなことが書いてあるか詳細に出し物の内容まで詳しく記載されていますが、コンセプトを崩さず、子どもたちが楽しめる内容になっています。
そもそも内容が興味が持てるものでなければ、イベントに人は集まらないことになってしまいかねません。まずは、来てもらう人に純粋に何を楽しんでもらえるのかを考えることから始めると良いでしょう。
なぜ、このイベントに来たいと思えるのか?目的を明確にしよう!
そのイベントに参加することで、参加者はどのようなメリットを得られると思いますか?
例えば、地域の良い店をまちの人に知ってもらうイベントなのか?地域のひととの繋がりをもっと深めるイベントなのか?それによってもイベントの目的は変わってくると思います。
また、以下のように目的を具体化すると、より効果的な集客ができます。
- 認知度を上げるためのイベント(例:新しいカフェのオープニングイベント)
- 売上を上げるためのイベント(例:期間限定のポップアップショップ)
- コミュニティを形成するためのイベント(例:地域住民向けの交流会)
地域特化型の訴求を考えよう!
イベントをやるのであれば、地域の人を巻き込むことは必須と言えるでしょう。例えば、川崎市でのイベントなら、「川崎らしさ」を意識した訴求が効果的です。
例えば、告知はどのようにするのかを考えた時以下のような方法が考えられます。
- 地元の商店街・施設とコラボして告知を展開する
- 川崎市民向けの特典(参加者に地域限定のプレゼントなど)を用意する
- 川崎市の地域メディア(タウン誌・WEBサイト)で紹介してもらう
- 川崎市で活動する団体と絡めたイベント(例:川崎市で木育を広め隊)
などが考えられます。具体的な訴求方法はこれからお伝えさせていただきますね!
デザイナーが考える効果的な告知方法(ホームページ・WEB制作・チラシ編)
特にここからは手段。どうやって、イベントを伝えるのかということを話そうと思います。まずは、どうやって届けるのか、という導線が大事です。打ち手を考えていくことが大切です。
ターゲットがWEBをあまりみていない場合、WEBでいくら告知をしても意味がありません。
ホームページを作ったとしても、ホームページにアクセスする導線がしっかりしていなければ、ホームページはみられることはありません。
一方チラシを制作したとしても、イベントに来られるエリアの範囲外に配ったり、掲示したとしても影響は弱いでしょう。
やはり、ターゲットがどのような媒体を見るのか、どういうエリアに住んでいるのかなどを考慮した上で、打ち手と導線を考えることは必要なポイントと言えるでしょう。
ホームページ・WEB制作で訴求する際のポイント
イベント専用ページ(LP・ランディングページ)を作成する
イベントの告知にはLP(ランディングページ)が効果的です。LPとは、そのイベントの情報に特化した専用のページです。申し込みへとスムーズに誘導する役割を持ちます。
私が以前制作したページはこのようなサイトです
このページは2022年の宮前区民祭に特化しています。その時に開催されているイベントの紹介であったり、マルシェなどの情報も記載されており、このページにアクセスさえすえば、このイベントの情報を手に入れることができるといった内容になっています。
ランディングページを作ることで、チラシとの連携もスムーズです。チラシにさらに詳しい情報はこちらと、ランディングページのURLのQRコードを記載することで、どちらにも誘導することができます。
また、QRコードが多すぎると迷ってしまうので、最も重要なアクションに絞るのがポイントです。
「参加したい!」と思わせるデザイン・構成
ページを開いた瞬間に「面白そう!」と思わせるデザインが必要です。視認性が高く、読み進めやすい構成にしましょう。
ただ情報を淡々と記載するだけでは、離脱される原因になってしまいます。ランディングページはいかに情報を最後まで読み進めてもらうかということが大切になってきます。
実際にページを読んだ時のことを考えてみると良いでしょう。ただの情報の羅列だと、あまりワクワクはしてこないですよね?読んでるうちに、「こういうイベントやってるんだ!」「こういう楽しいことやっているんだ!」とだんだんワクワクするページにしたいと思いませんか?
そのためにはいかにパッと目を引くデザインや読み進めたくなる構成が大切かがわかります。
申込み方法のわかりやすさ(CTAの最適化)
イベントに来てくれるためにお申し込みが必要な場合は、最終的にお申し込みに行き着くまでの導線もわかりやすくする必要があります。申し込みページが複雑だと、ユーザーは途中で離脱してしまいます。入力項目を最小限にし、わかりやすいCTA(行動喚起ボタン)を設置しましょう。
わかりやすいCTAボタンについては、ボタンを目立たせたり、思わず申し込みしたくなるようなマイクロコピーを入れたりなど工夫の仕方があります。
地域キーワードを活用したSEO対策
「川崎 イベント」「川崎市 ◯◯(ジャンル)イベント」などの検索ワードを盛り込み、地元の人が検索しやすいよう工夫すると良いでしょう。
チラシを活用して訴求する際のポイント
地域の商店街や施設に設置する時のポイント
例えば、地域の商業施設、市民館、地域のコミュニティカフェや図書館、飲食店、スポーツ施設などにチラシを置かせてもらいましょう。なるべくお客様の目の届くところに置くと良いでしょう。
置かせてもらうときは、一人で全てやらずに繋がりのある地域の方と連携するのが良いでしょう。「◯月◯日にイベントをやるのですが、そのイベントに集客するためのチラシを近くの地域に置いてくれる人はいませんか?またはそういう場所を知っていますか?」とお願いするのが良いでしょう。
そのためにも普段から地域の方のコミュニティに入ったり、定期的に人が集まる場に出向くのもおすすめです。
地域イベントと連携する時のポイント
例えば、川崎市内であれば、定期的に開催されるイベント(フリーマーケット、マルシェ、音楽イベントなど)に出向き、チラシを配るのも効果的です。そこに参加するような方であれば、ある程度イベントが好きであったり、イベントに出向いたりイベントでお仕事をすることをしていると思うので、定期的に遊びに行くことで、新たな人との繋がりも生まれるはずです。
自分が楽しむ気持ちで、地域イベントに定期的に足を運ぶのも効果的です。
その他の集客手段(SNS・広告・口コミなど)のポイント
SNSでの拡散方法
若い層がターゲットの場合は、Instagramだったり、TikTokなどの利用も視野に入れると良いでしょう。若い層は動画もよくみているので、ターゲット層に合わせた訴求方法を取り入れることが効果的です。
例えば、以下のような訴求方法もあるので参考にしてみてくださいね!
以下は例えば、川崎市のイベントでSNS・広告・口コミを利用したものと想定しています。
- 地域ハッシュタグを活用 例:「#川崎イベント」「#川崎市民」「#川崎ランチ」など、地元の人が検索しそうなハッシュタグをつけましょう。
- 地域のインフルエンサーに協力を依頼 川崎市内のカフェや観光スポットを紹介しているインフルエンサーにPRを依頼すると、よりターゲットに届きやすくなります。
- イベントの準備過程を発信し、共感を得る 「開催まであと◯日!」などカウントダウン投稿をすることで、イベントへの期待感を高めます。
イベント集客を成功させるために
さて、ここまで色々な訴求方法であったり、ポイントをお伝えさせていただきましたが、結局はターゲットに合わせた訴求方法を考えたり、色々な訴求を試行錯誤してやってみることにつきます。今回はうまくいったけど、次年度、次回同じことをやってもうまくいかないことだってあります。
ここまでお伝えしたヒントをもとに、訴求の方法の幅が広がれば幸いです。
最後にまとめとしてポイントをお伝えさせていただきます!
告知は早めに、複数の手段を組み合わせる逆算が大切!
イベント直前になって告知を始めると、十分な集客が見込めません。計画的にスケジュールを立て、早めに告知を開始しましょう。
逆算してスケジュールを立てることがおすすめです。イベントの当日から数えて、何がいつまでに必要なのかを明確にしておくと、集客に焦らず取り組むことができるのでおすすめです!
ターゲットを意識した伝え方を工夫する
参加者が「自分ごと」として捉えられるようなメッセージを考えましょう。
地域メディアや地元のネットワークを活用する
タウン誌や地元のWEBメディア、商店街の掲示板などを活用し、地域密着型の告知を心がけましょう。



イベント集客において、告知方法を適切に選び、ターゲットに刺さるメッセージを届けることが成功の鍵となります。ぜひ、今回のポイントを活用して、川崎市や他の地域でのイベントも成功させてください!
もし、チラシ・WEB・SNS、効果的なイベント告知の方法に迷ったら
無料相談をしていますのでご相談ください!
- 結局、チラシ・WEB・SNS何が良いの?
- イベントの効果的な訴求方法について相談に乗って欲しい…!
- もしチラシやWEBを依頼する場合は、予算はどれくらいかかるんだろう?
など、お悩みがある方は、ぜひ一度30分無料相談でご相談ください。



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