「形にする」から、「成果につなげる」叶WEB。サービスリニューアルしました。

この度、ホームページ制作サービス「叶WEB」のサービスサイトをリニューアルしました。

そちらに至る経緯や、目指していることをこの記事でお伝えさせていただきます。サービス自体をリリースしてから1年半の中で多くの経験を通した中で辿り着いた先の答えがこれだと思っています。

こちらのブログとともに是非サービスの内容も読んでいただけると嬉しいです。

目次

「叶WEB」リニューアルの経緯。

「叶WEB」が生まれた原点と、そこから見えた進化

叶WEBをリリースしたのは、2023年10月ごろ。
当初のコンセプトは、「想いを口にするだけで、今すぐ叶えたい!がカタチになる」こと。
ホームページ制作を通じて、自分の考えや夢が整理され、“やりたい”にまっすぐ進めることを目指していました。

実際、今まで向き合ってきたお客様からは「ホームページ制作を通して、事業への想いが整理された」「さらにやりたいことに進めそうです!」という嬉しい声をいただいていました。

そこから1年半——大きな気づきが訪れた

そこから1年半、私はいろんな変化を経験してきました。

今までひとりで、最初の受注・見積もりから、構成・デザインもコーディングそして納品まで全て一人でやることも多かったのですが、初代の叶WEBをリリースしてからの変化はとても凄まじいものでした。

叶WEBの初期の目的は、想いを口にすることで、今すぐ叶えたい!という想いをホームページとして見える化すること。

でも、形にしただけでは、必ずしも成果につながらない。
このジレンマを、数々のプロジェクトで痛感しました。

その中で、ホームページ制作の“本当の意味”と向き合うようになりました。
その一年半の変化をお伝えしようと思います。

ディレクション業とチーム化

私は2021年から「ドマノマドデザインファーム」というチームに所属していて、当初はデザイナーとして、案件ごとにジョインしながらお仕事をしていました。WEBを強みにしていることから、最近はメンバーからホームページ制作に関する相談を受けることも多く、ここ最近はディレクション業をすることがメインになってきたり、2025年初めからは「ユニット」を持ち、チーム化をし活動をしています。

こういう変化を経て、自分一人でやらなくて良いんだ。という心構えが出来て、だんだんチームのメンバーとお仕事を一緒にする機会も増えてきました。

ホームページも現在、絶賛ドマノマドでコーディング中。2024年の終わり頃に撮影にも参加させていただきました。そのお写真や動画もホームページで使われているので、ぜひご覧ください!

想いにまっすぐ進むデザイナーを増やすために「創WEB」を立ち上げる

2024年の春からはデザインとコーディングの二刀流デザイナー講座「創WEB(つくウェブ)」もリリースし、2025年春現在では2期生メンバーを迎えて講座を開講中です。

この講座は、デザインとコーディング、両方のスキルを身につけて、ホームページ制作をひとりで完結できる“二刀流デザイナー”を育てることを目指したプログラムです。
そして、2025年の春には2期生たちが参加し、新たなメンバーとともに学びの場が広がっています。

でも、私がこの講座で一番伝えたいのは、「スキル」だけではありません。

「自分の想いにまっすぐ進める力」
それこそが、創WEBを通して届けたい本当の価値です。

デザインもコーディングもひとつの手段。私の講座を受けてくださった受講生の皆さんはデザイナーとしてもっと頑張っていきたい!もっと活躍したい!という想いのある方ばかりです。色々お話を聞く中で、力を入れてやりたいことやサービスをこんなふうにしたい!って思いも持っているんですよね。

だから、創WEBの受講生にもこうお伝えすることもしばしば。
「その想いがあるなら、サービスページをさっさと世に出そう。」と。
学びを学びで終わらせない。とにかく実践あるのみ。

「創WEB」は、スキルを“手段”として活用しながら、
あなたの“こうしたい”をちゃんと形にして、誰かに届けるところまで伴走していく講座です。

ただ「二刀流デザイナー」を目指すだけじゃなではなく、やっぱり結果に繋げて欲しい。
自分の想いにまっすぐ進んで欲しい。
創WEBを受けてよかった。私と出会ってよかったと思ってもらいたいから。

現在のサービスページはこちら ※次回3期生は秋頃の募集を予定しております

「協業(コンソーシアム)」という選択肢

お仕事の中には、自分自身がお客様から直接制作をお願いされるケースもあれば、コンサルさんやマーケターさん、そして同業のデザイナーさんからお仕事をお願いされるケースも多くあります。

私自身、デザイナーさんが多く所属するコミュニティに入ったり、デザイナーさん同士の横の繋がりも大切にしていたりする中で、同じデザイナーさんでもみんなそれぞれ強みが違うということに気づきました。

  • グッとくるコンセプト決めやアイデア出しが得意な人
  • とことんグラフィックの細部に拘れる人
  • 惹きつけるライティングや構成が得意な人
  • 〇〇向けデザインが得意な人
  • WEBマーケティングが得意な人
  • デザイナーの後輩育成が得意な人
  • コーディングが得意な人

「〇〇といえば、〇〇さんだよね」と、自然と仕事が集まってくるその姿を見て、「自分にはそこまで特化した強みがない…」と引け目を感じた時期もありました。

けれど最近、ようやく気づいたんです。

私は、どれかひとつが飛び抜けているわけではないけれど、逆に「全部できる」ことが自分の強みなんだと。
構成・ライティング・デザイン・コーディング・運用サポートまで、すべての工程を理解し、対応できる。
それは、お客様と最初から最後まで並走できる力であり、全体を俯瞰して見るディレクション力でもあります。

そしてその強みが、少しずつ形になってきました。

「構成だけ手伝ってもらえない?」「コーディング部分をお願いしたい」
そんなふうに、部分的なサポートのご依頼もいただけるようになり、
信頼しあえる仲間との“協業”という新しい形が、私の仕事の可能性を広げてくれています。

自身のホームページリニューアル

2024年の12月。
ようやく、自分自身のホームページをリニューアルすることができました。

…と書くのは簡単だけれど、そこに至るまでには実は長い葛藤がありました。

私はデザイナーとして、多くのお客様の制作に携わってきました。
でも、そんなふうに誰かの想いに全力で向き合えば向き合うほど、自分のことは後回しになってしまって。
「自分のサイトを整えなきゃ」と思いつつ、手をつけられないまま、時間だけが過ぎていったのです。

「それじゃ、ダメだ。」

ちょうどそのタイミングで出会ったのが、
WEB業界で10年以上の実績を持つディレクター・こんたさんでした。

私はこっそりInstagramをフォローしながら、
「WEBディレクション講座をリリースする予定です!」という発信を目にし、
「いつ始まるんだろう…!」と、まるでファンのように心待ちにしていました。

そしてついに、リリースの日。
私は迷うことなく、開始数分でお申し込みをしました。
直感が「この人から学ぶべき」と、背中を押してくれたのです。

講座では、“結果につながるホームページづくり”の本質を学びました。

デザインに入る前に、やるべきことが山ほどあること。
競合をリサーチし、購入までの導線を設計し、キーワードを選び、構成を組み立てていくこと。

頭ではわかっていたはずなのに、いざ自分でやってみると、それはとても手間がかかるし、根気のいる作業。
でもだからこそ、「結果に結びつくホームページ」ができあがる。

そして、ホームページは“作って終わり”ではなく、“育てていくもの”。
公開後に分析し、改善しながら、コツコツと記事を書き、コンテンツを充実させていく。
まるで長い旅のような、その道のりこそが、本当のスタートなのだと知りました。

この学びを通じて、私は「叶WEB」の原型にたどり着きました。
「想いを届けるだけじゃなく、きちんと結果につなげたい」
そんな想いで、これまでのお客様にも提案を見直し、ヒアリングを重ねていったところ
「ホームページからのお申し込みが増えた」「ちゃんと成果が出ている」
そんな声をいただけるようになった
のです。

やっぱり、これが一番うれしい瞬間。

自分のサイトを整えたことで、私の中の価値観も、大切にしたい軸もはっきりしました。
そして今、私は改めて胸を張って言えるんです。

「私は、結果にこだわるホームページを作る」と。

ホームページリニューアルの経緯は以下のブログでもお伝えしているので是非見てくださいね!

私が学んだこんたさんのWEBディレクション講座はこちら

ブレインノートで考えを整理した時、これだ!というひらめきが降ってきた

実際にサービス化になる転機は、津田佳美さん主宰の「ブレインノートコミュニティ」のもくもく会。
その日は、自分のこれまでの仕事を棚卸ししようと、ノートに想いをひたすら書き殴っていました。

ホームページのリニューアル。
講座の運営。
協業でのお仕事。

これまでの経験を一つひとつ振り返りながら書き出していると、ある瞬間、ふっと思考の隙間から“アイデア”が降ってきたんです。

「これまでやってきたこと、全部つながってる」
そう気づいたとき、頭の中がスーッと整理されていく感覚がありました。

  • デザイナー仲間と一緒に進めた、協業での制作。
  • 講座で育ったメンバーとチームを組んで関わった案件。
  • 自分のホームページを見直す中で得た、設計と運用のノウハウ。

それらがバラバラに見えていたけれど、実はすべてが一本の線でつながっていた。
そこから、「ホームページ制作のプロセスを4つのステップに分けて、それぞれをサービス化できるんじゃないか?」というひらめきが舞い降りました。

ただ作るのではなく、
「想いを言語化して」
「届け方を設計して」
「デザインで表現して」
「育てていく」

そんな流れなら、いろんな段階の人にも届けられるし、必要な部分だけでもサポートできる。

この日、「これを形にしよう」と静かに、でも確かに決意したのです。

ブレインノート主宰・津田さんのインスタはこちら
インスタライブ一番見てるのはダントツで津田さんです。それくらい、インスタライブがアツい。
今感じたことやその日に思ったことを、その日のうちにアウトプットしていることが多く、その温度感でのライブ発信が大好きなのです!これからも楽しみにしていますね!

私が本当にやっているのは、“未来を一緒に描くこと”

打ち合わせでデザインの話をしているはずが、
いつの間にかクライアントの“想い”や“ビジネスの方向性”の話に。

その時ふと気づいたのです。
私はただホームページを作っているのではない。
「その人の未来」を、一緒に描いているんだ。
と。

そしてそういった、お客様の思いやビジネスの方向性を壁打ちするだけでもそれ自体が価値になるんだと。

どうしてもお見積もりは目に見えるもの基準でやりがちで、制作料金を一式で見積もっているという方もいらっしゃるかと思います。

でも、クライアントの思いやビジネスの方向性を壁打ちして、自分の在り方を決めたり、アクションプランを考えてあげたりすることもしっかりホームページ制作の価値になる。そう思った時に、それ自体がサービスとして提供できるということに気づいたのです。

◆ なぜ“4STEP構成”にしたのか?

私がホームページ制作で一番大切にしているのは、
“ただ形にする”だけでは終わらせないこと。

想いをカタチにするのはもちろん、
伝わって、心を動かし、行動に繋がることに本気でこだわりたい。

だからこそ、「叶WEB」では、想いの言語化から届け方の設計、表現、運用までを4つのステップに分けて、段階ごとに丁寧に向き合える構成にしました。

想いはあるのに、
言葉にできない人へ

STEP1
言語化・土台作り


ブランティングの
出発地点

あなたの「アツい想い」を言語化し、事業の土台を整えます。

届け方がふわっとしていて、
戦略が立てられていない人へ

STEP2
戦略立


届けたい相手を見据えて
結果に繋げる“行き先の決定”


熱意を成果につなげる“戦略”を一緒に描きワイヤーフレームにします

ホームページのデザイン、
どうすれば良いかわからない人へ

STEP3
デザイン・制作


ホームページとして
形になる“出発の瞬間”

設計した戦略をホームページとしてデザイン・構築します。

公開したけどホームページから
お問い合わせがない人へ

STEP4
運用・改善


公開後も
“旅を続けていく”

ホームページ完成後SEO対策・分析をし、結果に繋がるサポートをします。

STEP1では、「想い」を言葉にして軸を整える

「伝えたい気持ちはあるのに、言葉にできない」
そんな状態では、戦略もデザインも、どこに向かえばいいのか迷子になってしまいます。

このSTEPでは、自分の中にある“アツい想い”と真っ向から向き合い、
「誰に」「なにを」「なぜ」届けたいのかを言葉として掘り下げていきます。

感覚ではなく言語で整理することで、ビジネスの土台がクリアになり、
どんなコンテンツもブレない軸ができていきます。

STEP2では、「どう届けるか」を設計する

私はこのステップに一番こだわりたい。と言っていいほどです。
結果を出すために大切なことってまずは、ホームページを最後まで読み進めてもらうことだと思うんです。

じゃあそのために何をするのか。

想いも軸もあるのに、なぜか伝わらないんじゃ勿体無いですよね。読み進めてもらえないんだったらページがないのと同じだと思うんですよ。

このSTEP2では、あなたのサービスや強みが“ちゃんと届く”ために、
誰に・どんな価値を・どのように届けるのかを徹底的にリサーチ&設計します。
競合分析やカスタマージャーニーを通して、
“伝える”から“伝わる”へ、そして結果へと繋げるための戦略を立てていくのです。

私はこのSTEPに、いちばんこだわりたいんです。
なぜなら、それは、どれだけ素晴らしい想いも、届かなければ存在しないのと同じだからです。
結果を出すためにまず必要なのはホームページを最後まで読み進めてもらうこと。

そのためには、ホームページの設計の上で、戦略が必要になります。
このSTEPでは、ターゲットの行動や検索意図を読み解き、
「誰に」「どんな価値を」「どのように届けるか」を徹底的にリサーチ&設計します。

競合分析、カスタマージャーニー、導線設計
“伝える”から“伝わる”へ。
そして最終的に“結果につながる”ための仕組みを、一緒につくっていきます。

STEP3では、戦略を形にする“オリジナルデザイン”

ここまでで導き出した言葉と戦略を、いよいよ目に見えるデザインとしてカタチにしていきます。

いきなり手を動かすのではなく、言葉から導いたデザインコンセプトをもとに、
競合との距離感も意識した「あなたならでは」の見せ方を考え抜きます。

テンプレートではない、あなただけの世界観を、丁寧に、戦略的にデザイン。
納品時には、操作レクチャーや更新方法もサポートするので、
納品後も自分の手で育てていける安心感があります。

STEP4では、公開後も育てていく“運用伴走”

ホームページは、作って終わりじゃありません。
公開したあとこそが、本当のスタートです。

このSTEPでは、「ちゃんと届いているか?」「思った成果に繋がっているか?」を分析しながら、
アクセス解析やSEO視点からの改善提案を行います。

ブログやコンテンツの更新支援など、“伴走”というスタンスで、成長を共に支えていくフェーズ。
必要な部分だけ選んで参加もできるので、今どこでつまずいているのかも一緒に見つけやすくなりました。

4STEPにしたことで必要なステップのみ選べる仕組み

私は、元SEであり、コーディングもできるデザイナー。
だから、同業のデザイナーさんから「構成が苦手で…」という相談もよく受けます。

そんなとき、私は“壁打ち相手”としてお役に立ちたい。

叶WEBの4STEPは、いわばどんなフェーズの人にも応用が利く。
「まるっと依頼したい人」にも、「デザインは自分でやるけど、戦略だけ頼みたい人」にも。

◆ 結局、何がしたいのか?

それは、「届けたい人に、ちゃんと届くようにしたい」ということ。
そして「ホームページを通してしっかりと結果に繋げる」ということ。

いまやホームページを「持っているだけ」の人はたくさんいます。
でもその中で、ちゃんと“成果につながっている”人はどれだけいるでしょうか?

私は、そういう人たちの“次の一歩”を後押しするサービスをつくりたかった。

あなたの熱意が、埋もれてしまうなんて、もったいない。

だからこそ、「ただ作る」ではなく、
“届けるために設計する” という在り方で、私はこれからもホームページを作っていきたいと思っています。

そんな想いでリニューアルした「叶WEB」のサービスページはこちらです。是非ご覧ください!

この記事を書いた人

神奈川県川崎市出身・在住。
大学卒業後システムエンジニア、同じ会社の採用担当を経てデザイナーとなる。個人で活動する一方で、株式会社ドマノマドのチームでもプロジェクトマネージメントを行うなど、幅広い場で活動している。

自分の想いにまっすぐ進みたい人を応援したい!という気持ちから、ホームページ制作をすることでその想いを応援している。

デザインもコーディングもする「二刀流デザイナー」としてweb・ホームページ制作をするだけでなく、現在ではデザイナー向けに二刀流デザイナー養成講座も開講している。

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