マルシェ出店のデザイン術|印象に残るブースの作り方

マルシェに出店することが決まったけれど、「どんな風にブースをデザインしたらいいの?」「おしゃれに見せたいけどセンスに自信がない…」そんなお悩みはありませんか?

実は、ブースのデザインひとつで、立ち止まってもらえる確率も、お客様の印象も大きく変わります。

この記事では、はじめての方でも取り入れやすい「マルシェデザインの基本」と「差がつくアイデア」をご紹介します。

目次

なぜマルシェで「デザイン」が重要なの?

マルシェは多くの出店者が並ぶイベント。
どのお店も個性があって、魅力的な商品を取り揃えています。そんな中で選ばれるためには「第一印象」がとても大切。

あなたのブースが目に留まるかどうかは、商品そのものだけでなく「見せ方=デザイン」にかかっていると言っても過言ではありません。

こんな経験ありませんか?

  • 隣のブースには人が集まっているのに、自分のところには誰も来ない
  • SNSで見かけるブースはどれもおしゃれで、自分のが見劣りしてしまう

どちらも、商品ではなく「ブースデザイン」に原因があることが多いんです。

どんなに良い商品が並んでいたとしても、見せ方がよくないと、目にも留まらないんです。そんなの勿体無い!って思いませんか?

マルシェじゃなくても、それは店舗も同じだと思うんです。店舗だって、ちょっと外から見て、印象的だから入りたいとか、居心地が良さそうだから入りたいと思いますよね?

マルシェもそれと同じだと思うです。

だからこそ、マルシェひとつにしても、パッと見て足を止めたくなるような要素が必要だと思うんですよね。

差がつく!マルシェブースのデザイン要素

では、どんな工夫をすれば「印象に残るブース」になるのでしょうか?
以下の要素を意識するだけで、グッと魅力が増します。

色・素材・フォント等でマルシェ全体の世界観を統一する

商品に合わせた世界観が必要となるでしょう。

例えば、木を使った小物を売るようなブースを売るとします。そのような時にはデザインの方向性の画像を集め、世界観を統一すると、全体がブレることなくブースをレイアウトできると思います。

ブレない世界観の作り方

私は、主にホームページ制作を中心にお仕事をしていますが、そのホームページを作る時もまずは世界観づくりから始めていきます。

世界観を作るときはまず「ムードボード」を作っています。ムードボードを簡単にお伝えすると、フォント・WEBサイト・グラフィック・写真などの要素を組み合わせて、ひとつの世界観を作っていきます。

その上で、全体的なデザインを作る時も色・素材・フォントを統一することで、ぐっと「プロっぽさ」が出ます。

ただ、どんな世界観にするかは、売る商品にもよります。たとえば、ナチュラル系の商品なら、木製の什器やクラフト紙のPOPが相性◎。

こうして、世界観を統一することで、マルシェのPOPだけではなく、配布するチラシ・掲出用のチラシや三角ポップ・ディスプレイなど、ありとあらゆる場所のイメージがぶれなく伝わるようになります。

上記は、イメージ図として生成したもので簡単なイメージしか出ていませんが、私はpinterestという、イメージを集めたポータルサイトを利用して、ムードボードを作成しています。(実際に作成したムードボードはホームページ制作の資料として作成しているものであって、権利の関係上お見せすることはできないので残念ですが…)

pinterestもしよかったら参考にしてみてくださいね。

看板・価格表・POPは“読める”が大事

マルシェでは、多くの来場者がまず全体をぐるっと見渡して
「どんなブースがあるかな?」「どんなお店が出てるかな?」と、遠目にチェックします。

このとき、看板や価格表の文字が小さすぎたり、色が背景となじんでいたりすると——
視界に入っても「読めない」=「見なかったことにされる」ことも。

せっかく魅力的なサービスや商品を出していても、
「見つけてもらえない」状態ではチャンスを逃してしまうんです。

だからこそ大切なのは、

  • 遠くからでも読める大きな文字
  • ハッキリ見える濃い色味
  • シンプルで視認性の高いフォント

「読ませる」前に、「読めるか?」を意識して、看板やPOPをデザインしてみてくださいね!

商品やポップの配置・高さを意識する

テーブルの上にただ並べるたり立てたりするのではなく、ディスプレイ台やカゴなどを使って高低差をつけると、視線が動き、商品が引き立ちます。

ポップの場合、こういう吊す式のスタンドはお手頃ですし、目線のあたりに視線が行きますので、おすすめです。

商品がアクセサリーなど小物の場合、このようなディスプレイ台があると商品全てが目立つ形で並べられるので良いでしょう。

マルシェデザインまとめ:マルシェのデザインよくあるNG例と改善ポイント

先程の例に関連しますが、悪いデザインも頭に入れておくことで、いざ、ご自身がマルシェに出るときに失敗することも防げます。ついやりがちなNGもチェックしておきましょう。

NG例改善ポイント
手書きPOPが読みにくいできれば印刷したPOPを使用する。
デザイナーに依頼するか、ご自身で作成するときはCanvaのテンプレートでも可。
情報が多すぎてごちゃつく「商品名・価格・特徴」を簡潔に伝える。
テーブルが殺風景ディスプレイやスタンドなどを用いて高低差を出す+テーブルクロスを敷いてメリハリを出す

実は私もマルシェに出店してきました!

先日私も実はマルシェに出店してきました!

私は何か食品だったり、雑貨だったり、セラピーであったり、施術であったり、そういったものではなく、マルシェ出店者さんに向けてのデザイン相談を受け付けるというあまりマルシェでは見られない出店の仕方をしてきました。

写真はカメラマンのえったんに撮影していただきました!

えったんのインスタはこちら

私がマルシェに出店したのは以下の理由です!

出店者さんの「本当の気持ち」を知りたかった

マルシェの出店者さんから「チラシどうしたらいい?」「SNSの見せ方がわからない」「世界観がまとまらない」という声をよく聞きます。

でも、“助けてほしい”とは言いづらい空気感があるのも事実。

だからこそ、私自身が出店者側の立場を体験してみよう!と思いました。
どんな不安があるのか、どんな導線が大事なのか。
一度リアルな現場に立たないと、わからないことがたくさんあると思ったからです。

実際にやってみてわかったのは、「準備の不安」と「伝え方の迷い」がとても多いということ。
たとえば、

  • どんなポップを作ればいいのか?
  • 名刺は必要?どんな情報を載せればいい?
  • 自分のサービスの「バックエンド」をどう設計したらいいのか?

こういった悩みを自分自身が体感できたことは、ものすごく大きな気づきでした。

出店者さんと直接話すことで「本音」が聞けた

やっぱり、リアルな場の力はすごい。

「デザインの相談なんて誰にしたらいいかわからなかった」
「まさかこんなところで相談できるとは思わなかった」
「自分のサービスに本気になりたいけど、見せ方がわからない」

そんな声を、目の前でたくさん聞くことができました。

そして驚いたのは、その場でホームページの相談依頼につながったこと。
これには、私自身もびっくりしました。

ブースに立っていたことで、「あ、この人、ちゃんと話を聞いてくれる人なんだ」という安心感を持っていただけたのかもしれません。

次の出店に向けて、サービスの可能性を探れた

そして最後は自分自身が今後マルシェに出たときにどういうものを出せば良いのかということを把握するためでした。

私は先程のお写真のようなゼッケン姿でマルシェの中を歩き回りました。なぜこうしたかというと、マルシェの出店者は自分のマルシェの店番でなかなかその場を空けることができないからです。

正直、デザイン相談のターゲットはマルシェの出店者さんのみで、マルシェを楽しみにきた人には不要なサービスになります。だからこそ今度出店したときはどういったものが、ニーズがあるのかな?と考えるきっかけになりました。

なかなかマルシェに出店することは今までなかったのですが、そういったきっかけになったので、出てみてよかったです。余談として、今趣味でリフレクソロジーを習っているのですが、デザイン相談をリフレクソロジー付きでやってみようかななんて構想を練っています。

こういった時もやっぱり試して改善して試して改善するそのサイクルが必要なのだと思いました。

デザインに自信がないなら「プロに相談」もアリ

マルシェのデザインのことについて、この記事でもお伝えしたと思いますが、

「やってみたけどやっぱり不安…」「もっと世界観を伝えたい」
そんな時は、マルシェデザインに詳しいプロに相談するのも選択肢の一つ。

  • 名刺やショップカードも含めて統一感を出したい
  • SNSやWebでも活用できる写真を撮っておきたい
  • ブランドを育てる一歩として、見せ方から整えたい

そんな方は、単発相談やテンプレート作成などから始めてみましょう。

制作事例

今までのマルシェデザインの制作として、チラシや三角ポップなどのデザインを手がけてきました。こちらは占い師さんの三角ポップとチラシになります。このようにデザインを統一することで、マルシェに出展した時に目に留まりやすくなります。

他にもイベントチラシの制作なども複数行なっておりますので、制作実績を参照ください。

最後に:ブースデザインで、選ばれる出店者に

マルシェの出店は、商品だけでなく「見せ方」も大切な要素です。
デザインを工夫することで、「立ち止まってもらえる」「写真を撮ってもらえる」ブースになります。

まずはできることから、一つずつ。
あなたらしさが伝わる、素敵なマルシェブースを目指してみてくださいね。


お客様の心をつかむ「売れるチラシ」
作りませんか?

川崎市を中心にチラシ制作を承っております!

初めてチラシを作るけど何から手をつけて良いかわからない

売れるチラシを作るために、どんなことをやっているの?

集客に繋がるチラシの作り方を知りたい

効果的なキャッチコピーを用いてチラシを作りたい

チラシ制作のお見積もりはいくらくらいなの?

初めてチラシを作るけど何から手をつけて良いかわからない

売れるチラシを作るために、どんなことをやっているの?

集客に繋がるチラシの作り方を知りたい

効果的なキャッチコピーを用いてチラシを作りたい

チラシ制作のお見積もりはいくらくらいなの?

初回30分無料

この記事を書いた人

神奈川県川崎市出身・在住。
大学卒業後システムエンジニア、同じ会社の採用担当を経てデザイナーとなる。個人で活動する一方で、株式会社ドマノマドのチームでもプロジェクトマネージメントを行うなど、幅広い場で活動している。

自分の想いにまっすぐ進みたい人を応援したい!という気持ちから、ホームページ制作をすることでその想いを応援している。

デザインもコーディングもする「二刀流デザイナー」としてweb・ホームページ制作をするだけでなく、現在ではデザイナー向けに二刀流デザイナー養成講座も開講している。

目次