ホームページ作るならWordPressが良いと思っていませんか?
ホームページを作りたい!「WordPressが良さそうだから」となんとなくの基準でこれにしようかな?といったご相談を受ける時もあるのですが、結局どんなサイトを作るかどうかは目的や用途によると思っています!
もしホームページを依頼する時迷わないように、それぞれの特徴・メリット・デメリットをまとめましたので選ぶ際の参考にしてください!
STUDIOとWordPressって?
STUDIO Designとは
日本初のノーコードツールで、デザイン性も高く、デザイン通りにホームページとして再現することが可能です。時間も制作費も抑えることができるのが特徴。フォントも幅広く選ぶことができ、通常有料で提供されているフォントも無料で使用できます。
モリサワのフォントも、Type Squareのフォントもなんと無料で使用できる!それは大きい!
デザイナーにとってのメリット
- コーディングの知識なくとも、デザインカンプ通りに高いデザイン性のままWebサイトで構築可能
- 構築も含めて一貫して請け負うことが可能なので、お客様と最初から最後までワンストップで関わることができる
- コーディングを覚えるより、難易度は低い
- WordPressの構築よりは工数を削減できる
- 以前構築したものとレイアウトが近ければレイアウトをコピーして流用しやすい
ホームページを依頼する側にとってのメリット
- フルコーディングをするよりも制作費を抑えることができる
- 無料版は維持費がかからない
- 納期が短期でも請け負ってもらえる可能性はフルコーディングよりは高い
- STUDIO側のサーバーを使用しているので、セキュリティは高い
WordPressとは
WEB上で使用できるCMSのひとつ。CMSとはブログソフトのことで、これを導入するとブログ・制作実績・メンバー紹介など、記事を追加したり削除したりが簡単にできるようになります。さらにWordPressはカスタマイズ性も高く、オリジナルで自由にデザインを構築することもできる一方、着せ替え機能のような「テーマ」も無料から有料のものまで多く用意されており、目的に沿ったサイト制作が可能です。
WordPress自体を導入することは無料、かつ自由度の高いカスタマイズ性から、世界でも幅広いシェアを占めています。
WordPress自体、実際にホームページとして公開するためには、サーバーを借りて公開する必要があります。(ゲームに例えるのであれば、WordPressはソフト・サーバーはゲーム機だと思っていただくとわかりやすいかもです)
デザイナーにとってのメリット
- WordPress制作まで一貫して請け負えるとできる仕事の幅もグーンと広がる
- やはり世界でも主流で使われているものなので、需要は高い
- お客様への提案の幅もグーンと広がる
ホームページを依頼する側にとってのメリット
- SEOにも対応した本格的なホームページが作れる
- 制作費に対して、維持費は安い(月:約500円〜1000円程度)
- ブログなどの更新機能をはじめ叶えたい機能を入れられる
WordPressにできてSTUDIOにできないこと
プラグイン(拡張機能)を入れられる
WordPressはやはり、プラグイン(拡張機能)を入れることができることが一番の決め手だと思います。
例えば、SEOに関するプラグイン(all in one SEO)を入れるとタイトルやディスクリプションを簡単に入れられる他、OGP画像の設定や、サイトマップの作成もしてくれます。
他に挙げられる例としては「パンくずリスト」のプラグインもそうです。「パンくずリスト」とは、下層ページに行ったときに大体タイトルヘッダー下にあることが多い、現在のページがどの位置に属しているのかを一目で表示するものです。WordPressであれば、プラグインで自動的に入れることができますが、STUDIOの場合は手動で入れる必要があります。
他にも調べてみると色々なプラグインがありますので、是非色々なプラグインを試してみてくださいね。ただし、プラグインは本当に膨大な件数があるため、セキュリティ対策していないプラグインもあることも事実です。
もしプラグインをインストールするときは、そのプラグインの使用されている件数(インストール件数)が多いか・プラグインの最終更新が比較的新しいか?などを見る必要はありそうです。
テーマでカスタマイズできる
WordPressの場合は、テーマというものがあります。テーマとは着せ替えのようなもので、有名なものだと「Swell」「Lightning」「Snowmonkey」「JIN」「Cocoon」などがあります。それらのテーマを入れると、複雑な知識は不要で一通りのホームページが一旦形にはなります。(もちろんしっかりとデザイン性も含めてホームページを作り上げたいのであれば、htmlやCSSの知識は必要になります)
複雑なカスタマイズが可能
STUDIOはある程度自由にレイアウトが可能ですが、ビジュアルエディタでの編集となるため、細かいカスタマイズができない箇所があったりします。
(ただ、STUDIOは当初コードは書けなかったのですが、最近ではCSSのコードを適用できるようになりました!その分自由なカスタマイズが以前よりは可能にはなりました)
一方WordPressは、自由にコードを書いてカスタマイズ可能なため、複雑なカスタマイズも可能です。
SEO対策に強いのはやはりWordPress
STUDIOとWordPressの比較表
STUDIO WordPressそれぞれのメリット
STUDIOのメリット
- ビジュアル編集ができるので、習得がしやすい
- お客様に安価な金額でご提案しやすい
- 無料版であれば維持費がかからないため、LPなどの期間限定で必要なページに最適
WordPressのメリット
- SEOに強い傾向
- お客様自身で更新しやすい
- 維持費は有料だがお手頃
- CMS(更新コンテンツ)がある場合相性が良い
- 自分の資産になる
STUDIO WordPressそれぞれのデメリット
STUDIOのデメリット
- CMSを利用するときは確実に有料プランにする必要がある。更新数が多い場合は、月額大きい金額を払わなければいけない
- 自分の資産にならない。STUDIOのサービスが終わったら、HPはなくなる
- SEOを強化しづらい
- 細かなカスタマイズがやりづらい
WordPressのデメリット
- セキュリティ対策する必要がある
- 専門的な知識が多く必要なため、習得が難しい
- 維持費無料では作れない(作らない方が良い)
STUDIOとWordPress、それぞれどういう人におすすめ?
結局どういう人におすすめかは?クライアントさんのご要望によると思います。
WordPressで作ってください!と言われるデザイナーさんが多い事実を耳にしていますが、クライアントさんは本当にWordPressが良いと思って、WordPressでホームページを作ってもらいたいのか、まずは確認してみる必要があります。
そう確認してみると、意外と「なんとなく」だったり「周りに言われたから」という答えが返ってきたりしますよ〜!
ですので、まずは
- どういう使用用途なのか
- どういうタッチポイントでそのHP(LP)にアクセスするのか
- すでにサーバー・ドメインはお持ちなのか。(お持ちの場合はドメインパワーを上げられるので、同業種のサービス内容の場合はお手持ちのサーバーに作った方が良い)
- 予算はいくらくらいか
など、色々な要素をヒアリングしてから決めていくと良いでしょう。
デザイナーさんでSTUDIOしかまだできず、WordPressもできた方が良いですか?というご相談をいただくこともあるのですが、迷わずできた方が良い!と私は回答します。
それはWordPressのほうが良いとか悪いとかではなくお客様の問題を解決するための手段を増やせるから、WordPressはできた方が良いと考えています。
例えば、お客様の課題が、SEOを強化してブログを書いて集客に結びつけたいというのであれば、STUDIOではなくWordPressの方が適しているから、WordPressができた方が提案が広がりますよね?
さらに、SEOって本当に専門的な知識がないと難しいから、SEOのマーケティングの知識とかも自分のものにしようとしますよね?
こうやって、必要だからこそ、新しい知識やスキルをつけよう!って思うんです。
ですので、今後もし、お客様にWordPressでホームページが作りたいんだけど…!って言われたら、なぜWordPressなのかをまずは深堀りしてみることをおすすめします!そして、それにあった作り方をご提案していきましょう!
まとめ
- STUDIOとWordPressそれぞれ特性があるので、一概に背景を見ずにはどっちが良い?とはいえない。
- STUDIOは無料版だと運用費がかからないので、期限を決めて募集するLPとかに向いている
- WordPressはブログを更新してSEO意識して育てていく場合に向いている
- お客様の状況やお客様の要望によって、STUDIOがおすすめか、WordPressがおすすめかは変わってくる
- STUDIOしかできないデザイナーさんはWordPressもできた方が良い。なぜなら、お客様の問題解決をするための手段を増やせるから。
私は今でもWordPressでもSTUDIOでもホームページ作っています!時と場合によって、どちらが求められるかは変わってくるので、デザイナーさんはどちらもできているとご提案の幅はぐんぐん広がるはずです!