地域に根ざして、店舗を見つけてもらえるようにするためには、Webを活用することがおすすめです!
例えば、何かお店を探してみる時、インターネットで検索するということは当たり前です。
現地でたまたま通りかかった人に来てもらうというのもありますが、事前にインターネット上で知ってもらってくる施策もあればもっと嬉しいことは間違いないはずです。
- 川崎にあるお店や店舗がWeb(インターネット)上で、ここに行きたい!と思ってもらえる対策をお伝えします!
- WEB対策といってもいろいろ!今からでもできる対策を具体的に紹介します!
- 川崎の店舗という例で実践できるような具体例をあげていきます!
今からでもできる具体的な内容なので、ぜひ実践してみてくださいね!
1. Googleビジネスプロフィールの最適化
Googleマップでの検索結果に表示される「Googleビジネスプロフィール」(旧Googleマイビジネス)の活用をすると良いでしょう。
Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップでビジネスが表示されやすくなり実際に検索をかけたときに、Googleビジネスプロフィールが登録されていると、信頼感がアップし、店舗の来店もしやすくなります。
特に、飲食店だったり、美容院・ネイルサロン・ショップなどの地域に根ざした事業内容であれば、利用することは必須といえます。
Googleビジネスプロフィールは無料で使用できるため、予算が限られている時には有効的です。
Googleビジネスプロフィールでできる「見つけてもらえる施策」
Googleビジネスプロフィールを登録しただけでは、見つけてもらえる施策にはなりません。
まずは最低限でも以下の情報を入れて登録してみるのが良いでしょう。
基本情報を正確に入力する
ビジネス名、住所、電話番号、営業時間、Webサイト(ホームページ)のリンク、所在地(地図)営業時間などを正確に記載します。
正確に入力することが大事だと思います。例えば、営業時間について、googleビジネスプロフィールでは営業中でも、実際に店舗いってみると営業していない…といったこともありました。こういうことがあると、次はもう良いかな…と、機会損失になってしまうこともありますね。
駅名をキーワードに入れて設定してみる
「川崎駅」「武蔵小杉駅」「溝の口駅」「新百合ヶ丘駅」など駅名を指定してあげることで、ヒットしやすくなります。
例:飲食店・サロン・美容院・ショップなど
自分が例えば飲食店を利用したい。友人と食事に行きたい。新しい美容院やサロンを探したい。というときは駅名で検索することが多い気がしますね。だから駅名のキーワードは入れたいところですね!
区名をキーワードに入れて設定してみる
「中原区」「高津区」「幸区」などの区名を指定することでヒットしやすくなります。
飲食店やサロンよりもう少し全体数が少なくて、少し遠くても行きたい場所であれば、区名の設定もありです。
例:ベビーマッサージ教室・ベビーサイン教室・料理教室・離乳食教室・ハンドメイド教室など
駅からの距離を入れてみる
「駅近」「〇〇駅から徒歩5分」などの記載をすることで、立地によってはメリットになります。
駅近で行きやすいというところだと、それが理由でランチの場所にも選ばれやすくなりますし、候補にも上がりやすくなります。
写真を追加してみる
店内・商品・スタッフの写真を掲載し、中の人がわかるような工夫をします。
写真については、フォトグラファーさんなどプロで活動している人に依頼をするのが良いでしょう。
写真はお店の顔となるものなので、しっかり撮影するのがおすすめです。
そして、アップする内容については、具体的には以下の内容がおすすめです。
- 飲食店など…メニューの写真をアップする・店内の写真(雰囲気がわかりやすいように)・外観の写真(入口がわかりやすいように)
- サロン・美容院など…お客様の施術事例をアップする・スタッフの写真をアップする・施術中の写真をアップする・店内の写真(雰囲気がわかりやすいように)・外観の写真(入口がわかりやすいように)
- ショップなど…商品の写真をアップする・店内の写真(雰囲気がわかりやすいように)・外観の写真(入口がわかりやすいように)
など業種ごとに追加する写真も変わってきますので、業種にあったお写真を追加することがおすすめです!
レビュー管理をする
顧客からのレビューに積極的に返信し、信頼性を高めます。
時にはお客様に口コミをお願いしても良いと思います。口コミをしてもらった人には、次回割引などの特典をつけて、レビューが集まるまで施策を続けるのもありでしょう。
良いレビューが集まれば、それだけお客様からの信頼を獲得しているという評価にも繋がります。
また、描いてもらったレビューや口コミについては、丁寧に返信すると良いでしょう。こういった小さな心づかいが、「また来たい」という気持ちにつながり、リピーターさんが増えていきます。
2. 地域キーワードを使ったWEBサイト(ホームページ)のSEO対策
ホームページを制作するとき、ただ、サービス名をまとめたものだけになっていたりしませんか?
ホームページはただ作るというのではなく、戦略的にキーワードを設定して制作していきます。
ホームページを制作するのであれば、川崎エリアで検索される可能性の高いキーワードを取り入れたサイト運営を行うのが良いでしょう。
今回は、ホームページを制作する時にできるSEO対策についてお伝えします。
業種名や駅名などのキーワードを入れたコンテンツを作成する
SEOについては、狙いたいキーワードを入れてコンテンツを作成することは、基本です。まずは、ヒットさせたいキーワードを交えてコンテンツを作っていきましょう。
川崎の店舗でいえば、「川崎 〇〇(業種名)」や「川崎駅 おすすめカフェ」などの地域キーワードをコンテンツに盛り込むと良いと思います。
明日のデザイナー仲間とのランチ会、どこにしようかな?っていう時に、例えば「武蔵小杉 ランチ 駅近」とかで調べるよね
ターゲットが読み進めたいコンテンツを作成する
ただ、SEO対策というものは、対策をしてすぐ結果が出るものではありません。
ホームページを作ってから、半年以上かかるということも多いです。
それでは結果を出すためにはどんなことをすれば良いのかというと、ホームページを見てくれるお客様が読み進めたい情報を掲載することです。読み進めたいコンテンツを作成していれば、WEBサイトを読んでくれる率が上がり、サイト自体の評価も上がり、結果として、検索でヒットしやすいホームページに育っていくというわけです。
読み進めたい情報とは具体的に、店舗であれば、お客様がこの店舗に行きたい!と思える内容だということです。
例えば飲食店の店舗であれば、
- お店のコンセプト。自分の年代にあったお店か。自分の利用方法(友人と・家族と・会社の飲み会など…)にあったお店か。
- どんなメニューか?金額か?時間制限があるか?
- コースのメニューはあるか?飲み放題はあるか?
- お昼のランチは営業しているか。昼飲みにも対応しているか?
- お店の雰囲気がわかるか?(写真がしっかりあるか・好きなブランディングか)
などいろいろお店に行きたい!と検討したりする要素をホームページに詰め込んでいきます。
そのためのリサーチ・戦略・情報設計・デザインをひっくるめて、WEB(ホームページ)は大切になってきます。SOU! design laboでは、地域集客において、ホームページで結果を出すお手伝いをさせていただいています。
3. SNS活用
SNSはローカルビジネスにとって顧客とのコミュニケーションを取る絶好のツールです。特に若い世代はSNSでお店を検索しているという傾向もあるほどです。今回はSNSをローカルビジネス・店舗ビジネスで活用する方法をお伝えしたいと思います。
Instagramの活用
商品やサービスの魅力をビジュアルで伝えることができます。ビジュアルで伝えることができるので、商品や、店舗の内観・外観・事例などを簡単に掲載することができます。
Instagramで店舗を見つけてもらう施策については以下があります
ハッシュタグの活用
ハッシュタグというのは、投稿のコンテンツの属性を指定してあげるものになります。複数の投稿を同じハッシュタグで指定してあげると、このアカウントはその属性に当たるものなんだなとInstagramのアルゴリズムが判定します。
例えば、#川崎グルメ という約20万件の投稿に使われているハッシュタグを使用して投稿していると、このアカウントは#川崎グルメ について、発信しているタグなんだなということがわかります。
ハッシュタグは各投稿に10〜15個ほどつけるのが良いと言われています。(諸説ありますが、属性を指定してあげるにはそれくらいを一旦つけ続けると良いと思います)
例えば
- 属性を表すもの…#グルメ #飲食店 #商店街 #カフェ
- 地名を表すもの…#川崎市 #中原区 #川崎市宮前区など
- 駅名を表すもの…#武蔵小杉 #溝の口 #新百合ヶ丘 #登戸
- 属性+地名を表すもの…#川崎グルメ #川崎カフェ
- 細かい属性を表すもの… #中華料理 #ネイルサロン #美容院
上記のハッシュタグを10〜15個ほど組み合わせて、投稿してみるのが良いでしょう。
川崎を紹介するインフルエンサーに紹介してもらう
Instagramのユーザーの中には、地域に特化したものを紹介するインフルエンサーがいます。川崎の中にも、そういう川崎の良いものやグルメを紹介しているインフルエンサーが何人もいらっしゃいます。
その方にお店を紹介してもらったり、投稿を紹介してもらったりすると、新規層の獲得もできそうです。
私自身も実際にInstagramで知ったお店もたくさんあるので、ひとつの施策として視野に入れてみるのも良いと思います!
X(Twitter)の活用
X(Twitter)の特徴は拡散性があることです。川崎エリアのトレンドやニュースを共有し、地域の住民との繋がりを強化していくのも1つの施策です。
Facebookの活用
Facebookにはオンラインのコミュニティが複数あります。私の住んでいる川崎市には駅ごとに地域の情報をメンバーが投稿していくコミュニティがあります。(例えば「ふらっと武蔵新城」「ふらっと溝の口」「ふらっと元住吉」など様々なコミュニティがあるので、参加してみると良いかと思います。)
コミュニティによっては、交流会なども開催している場所もありますので、そういうところに足を運んで、ローカルビジネスをしている人との繋がりを増やしていくのも良いと思います。
LINE公式アカウントの活用
クーポンやイベント情報を直接配信し、リピーターを増やしていく施策が考えられます。
4. ローカル広告の活用
オンライン広告を使ってターゲットを川崎エリアに絞ることで効率的な集客が可能です。広告を出す範囲を地域やエリアに限定して出稿することができます。広告のメリットは拡散性です。お金を出せば、ある程度の層にリーチすることはできますが、その分コストがかかるのがデメリットです。
ローカル広告を活用できる施策は以下の通りです。
- Google広告: 地域ターゲティング機能で川崎近辺に広告を表示。
- Facebook広告: エリアを指定して興味関心が一致するユーザーにリーチ。
- 地域特化メディアへの掲載: 川崎市内で人気のローカル情報サイトや雑誌のWeb版に広告を出す。(川崎だとタウンニュースなど)
5. 口コミ・紹介マーケティング
川崎エリアは地域密着型のビジネスに強みがあるため、口コミによる集客も重要です。
リピーターを作る
やはり、口コミほど良いものはありません。友人がおすすめと言ってたから、自分もそこに行ってみるとか、サービスを利用してみるとか一度は経験があるはずです。インターネットで知らない誰かのおすすめよりも自分の近しい人がおすすめしていた方が行きたくなりますよね。
口コミを生むためには、とにかく目の前のお客様に対してしっかりと向き合ったり、良いものを提供し続けることだと思います。そうすると常連さん・リピーターさんが増え、地域でも地元でもいつしか話題にのぼってきます。
レビュー特典をプレゼントする
Googleのビジネスプロフィールの他に、Instagramなどでもメンションをして拡散してもらう方法もあります。メンションをしてくれた人に割引券や優待券をプレゼントしたりなど、利用者を増やす仕組みも有効的です。
地元のネットワークを活用する
地元の商店街の組合に入ると、ホームページに一覧として紹介してもらえたり、Instagramなどで紹介してもらえたりします。商店街でなくとも、地元でビジネスをしている人が集まるコミュニティもいくつか存在するので、そこに入会して同じように川崎のローカルビジネスをしている人と交流を持つと良いでしょう。
1つの交流が生まれると、また紹介で別の人とも繋がれたり、人がさらに人を呼んでまた新たな繋がりが生まれていきます。ビジネスはやはり人と人の繋がりでできているので、定期的に交流の場にも顔を出すと良いでしょう。
6. モバイル最適化
ホームページを制作するのであれば、サイトのモバイル対応が必須です。今はPCで見るよりもモバイルで見られる率の方が高いです。特にローカルビジネスの利用客は、B to Cのビジネスであるため、情報収集もスマホで行うことが多いと思います。
ターゲットが閲覧する環境も含め、見やすいホームページになるように、設計をしていくことが必要です。
レスポンシブデザイン
たまに、ひと昔前のホームページだと、スマホで見やすいように設計されていない(レスポンシブになっていない)ホームページも見かけますが、見づらいホームページは離脱の原因となってしまいます。
ホームページを作るときはPCサイトだけではなく、スマホサイトでも閲覧するものとして構築していくことが必要となります。
高速表示
サイトにアクセスしたときに、見たいページがすぐ見られることができないと離脱の原因になってしまいます。
なかなか読み込みができないとイライラして、他のページを検索しに行ったり、そのまま画面を閉じてしまう経験はあるよね?
ページの読み込み速度についてはPage Speed InsightsというGoogleが出している機能で計測することができます。ページのURLを読み込ませるだけで、どこが原因なのかを測定してくれます。原因がわかったら、その部分を解消してあげるとサイトの表示が早くなるので、読み込み速度が遅いという悩みがあれば、チェックしてみることがおすすめです。
7. 川崎での地域のイベントとの連携
川崎はイベントが盛んな地域です。1年を通しても多くのお祭りやフェスティバル・催し物が多く行われています。その中でもできる対策があります
イベントやマルシェに出店する
多くの催し物にブースなどで出店できるものがあります。そこで、販売やワークショップなどをすることで、新規顧客にアプローチが可能です。今まで、店舗のことを知らなかった人も、実際にイベントに足を運んで体験をしてもらうことで、そこからリピーターさんになってくれる人もいます。
私自身もイベントやマルシェのチラシを複数制作させていただいているので、そこで新たにいろんなお店や川崎を拠点に頑張っている方たちのことを知ることができます。
まとめ
川崎の店舗ビジネスを成功するために、具体的な策をいくつか挙げましたがいかがでしたでしょうか?
まずはできることから始めていきましょう!Googleビジネスプロフィールを作成したり、SNS活用から始め、段階的に取り組んでいくのが良いかと思います。必要に応じて地元マーケティングに強いプロの支援を検討してみるのもおすすめです。
施策はいっぱいあるので、できるところから始めていきましょう!